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2016.09.05更新

三菱UFJ大手銀で初
「送金」手数料割安

 三菱東京UFJ銀行は、独自に開発中の仮想通貨「MUFGコイン」を来秋、広く一般の利用者向けに発行する。ITを活用した金融サービス「フィンテック」の一環で、大手行が仮想通貨を一般向けに発行するのは世界で始めて。利用者同士が手軽にやり取りをしたり、割安な手数料で外貨に交換したりできる。信用力が高いメガバンクの本格参入で、仮想通貨の裾野が広がりそうだ。

 MUFGコインは、利用者が同行の口座にある預金を「1コイン=1円」の比率でコインに交換し、スマートフォンのアプリに取り込むなどして使う。
 利用者同士はわずかな手数料でコインをやり取りでき、会食後の「割り勘」などでの利用が想定されている。空港で外貨に換えて引き出すこともでき、手数料も大幅に安くなるという。
 「SUICA」など、前払い式の電子マネーと似ているが、利用者同士がネットを通じて「送金」できる点などが異なる。
 動向は、コインを取り込んだスマホをかざせば現金を引き出せる新型ATMの開発も進めており、2018年春から順次、配備する予定。実現すれば、同行に口座を持たずとも、スマホに取り込んだコインをATMで現金化できるようになる。
 さらに、さまざまな店舗と提携して支払いにコインを使えるようにする。ポイント制を導入する構想もあり、将来的には、コインを中心とする「商圏」の構築につなげたい考えだ。
 仮想通貨の「ビットコイン」などにも使われている取引記録の新技術「ブロックチェーン」を活用。取引を管理する大型コンピューターが不要になり、システム運用のコストが大幅に抑えられる。
 仮想通貨は、ビットコインなど600種以上あるといわれる。ただ、円など法定通貨との交換比率が変動して投機の対象になりがちなことなどが、幅広い普及への壁になっている。メガバンクが発行し、円との交換比率が一定のMUFGコインの登場は、仮想評価を一気に身近なものにする可能性を秘めている。

投稿者: 松村税務会計事務所

2016.09.02更新

周辺高速に拡散

こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
 首都圏の高速道路で新たな料金制度が導入された4月の交通量を国土交通省が調査したところ、渋滞が問題になっていた首都高速の交通量が前年同期に比べて減少し、逆に首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が増加していたことが分かった。首都高の渋滞は1割程度軽減されたという。
 新料金制度は、都心部の渋滞緩和などを狙って導入された。従来は高速道路ごとに異なっていた料金体系を、1キロ当たり36.6円(普通車)を基本とする走行距離に統一。一方で、発着点が同じで、圏央道や外環道経由のルートの方が首都高速経由より料金が高くなる場合は、首都高経由と同一料金とする措置も行った。
 国交省が4月の交通量を調べたところ、周辺の高速道路を首都高経由で行き来する車は前年同期比で約1割減。特に首都高経由で東名高速と東北道を行き来する車は1日当たりの平均で約2700台と前年4月から半減した。逆に高尾山インターチェンジ(IC)−相模原IC間など2区間で圏央道の交通量の変化を調べたところ、3割前後増えているのが確認された。

投稿者: 松村税務会計事務所

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