名刺管理サービスのSANSAN(東京・渋谷)広報部の名刺はクッキーだ。磯山江梨さんは効果について「和みますよね」とずばり。「社長のアテンドで外国人経営者などに渡すこともありますが、笑顔になるので場の緊張感が解けます」
クッキー名刺を製造するシリアルマミー(東京・杉並)によると、年間販売枚数は約2万枚。2013年の発売後、大手アパレルブランドや自動車メーカーなどから注文が相次ぎ、あっという間に売れ筋に成長した。2015年8月にはバターの風味を生かしたプレーンに加え、イチゴ味を発売。名刺としての機能にこだわり、きちんと発色するよう、なめらかな表面に仕上げている。
食べるとなくなってしまう消え物名刺だが、利点を感じる人もいる。SANSAN名刺総研(東京・渋谷)によると、もらった名刺を捨てられずに困っている人は47%。昨年12月に築地本願寺で開かれた「名刺納め」には約2万枚の名刺が集まり、木箱の中板が重みで抜ける事態に。参加した会社員の女性(33)は「これまで名刺をデータ化しても捨てられず、キャビネットの一番奥に入れて保管していた」と話す。食べられる名刺なら処分の手間はかからない。
男心をくすぐる名刺もある。金型製造の共栄金型(千葉県野田市)の名刺はプラモデル風。もともとは異業種の人に金型の説明をするために作ったものだが、プラモデルのパーツに似た見た目が模型玩具にはまった「ガンプラ」世代の心をわしづかみした。
当初は特に機能を持たせていなかったが「組み立てたい」という熱い声に応え、パーツを組み立てると名刺立てになるようにした。1月をめどに外部向けにも販売を始める。模型作りのプロや模型販売店などから、早くも問い合わせが入っているという。
なぜ今、変わり種の名刺が広がっているのか。SANSAN名刺総研の日比谷尚武所長は「名刺はコニュニケーションツールとして使われるようになってきた」と指摘する。相手の詳しい情報はホームページやフェイスブックなどで簡単に確認できるようになった。
「名刺は、私たち会いましたよね、と思い出してもらうための、より象徴的なものになりつつある」(日比谷所長)。フードプリンターが普及した中小メーカーでもアイデアを実現しやすくなったことや、名刺のデータ保存が一般的になったことも多様化に一役買っているようだ。
消えものや実用品の名刺なら引き出しの奥深くにしまい込まれることは減るはず。今年は個性派の名刺で初対面の相手に強烈なインパクトを与えてみては。
2016.04.01更新
「つかみ」抜群ユニーク名刺
机の奥にしまわれにくい?
ユニークな名刺を受け取り、相手に強烈な印象を抱いたことはないだろうか。クッキーや落花生など食べられるものから、プラモデルパーツ風までその種類も幅広い。名刺のデータ保存や食べ物に絵柄や文字を印刷できるフードプリンターの普及などが変わり種名刺の広がりを後押ししているようだ。
「初めまして」。にっこりと両手で手渡されたのは殻付き落花生。思わぬ事態に一瞬ひるむが、よく見ると殻に文字が_。猫カフェ3店舗を営むネコリパブリック(岐阜市)の河瀬麻花が持ち歩くのは落花生の名刺だ。刻印入り食品を販売する、アイデア(愛知県西尾市)にオーダーして作ったもの。落花生なので片面16文字と盛り込める情報には限界があるが、印象は強烈だ。
「何をしているか興味をもってもらえるし、初対面でも覚えられやすい」(河瀬社長)。同社が取り組む捨て猫の保護活動に少しでも関心を持ってもらおうと1年前から使い始めた。「食べられますよと言うとその場で食べる人もいる」(河瀬社長)そうだ。落花生名刺の注文数は年間50〜80件。「多い方は3千粒単位で依頼をいただくこともある」(アイデアの青木英明社長)
エスプライド(東京・渋谷)の西川世一社長は名刺代わりに薬ビン風の容器に入ったラムネや金平糖を配る。中には説明書に模した会社概要。「1ヵ月使用しても症状が良くならない場合は、西川世一にただちに連絡をお願いいたします」とさりげないアピールが入る。「名刺と違い、机の上に置いてもらえることも多い」(西川社長)らしい。一手間かけたパッケージで、中の菓子を食べた後も目に入る場所に置いてもらう作戦だ。
ユニークな名刺を受け取り、相手に強烈な印象を抱いたことはないだろうか。クッキーや落花生など食べられるものから、プラモデルパーツ風までその種類も幅広い。名刺のデータ保存や食べ物に絵柄や文字を印刷できるフードプリンターの普及などが変わり種名刺の広がりを後押ししているようだ。
「初めまして」。にっこりと両手で手渡されたのは殻付き落花生。思わぬ事態に一瞬ひるむが、よく見ると殻に文字が_。猫カフェ3店舗を営むネコリパブリック(岐阜市)の河瀬麻花が持ち歩くのは落花生の名刺だ。刻印入り食品を販売する、アイデア(愛知県西尾市)にオーダーして作ったもの。落花生なので片面16文字と盛り込める情報には限界があるが、印象は強烈だ。
「何をしているか興味をもってもらえるし、初対面でも覚えられやすい」(河瀬社長)。同社が取り組む捨て猫の保護活動に少しでも関心を持ってもらおうと1年前から使い始めた。「食べられますよと言うとその場で食べる人もいる」(河瀬社長)そうだ。落花生名刺の注文数は年間50〜80件。「多い方は3千粒単位で依頼をいただくこともある」(アイデアの青木英明社長)
エスプライド(東京・渋谷)の西川世一社長は名刺代わりに薬ビン風の容器に入ったラムネや金平糖を配る。中には説明書に模した会社概要。「1ヵ月使用しても症状が良くならない場合は、西川世一にただちに連絡をお願いいたします」とさりげないアピールが入る。「名刺と違い、机の上に置いてもらえることも多い」(西川社長)らしい。一手間かけたパッケージで、中の菓子を食べた後も目に入る場所に置いてもらう作戦だ。
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