アジア経済見通し2013春 カンボジア経済の好調持続
アジア開発銀行は、4月9日に「アジア経済見通し2013」を発表しました。
カンボジアについては、2012年の成長率は予想以上の7.2%となりました。
その要因として、国内消費の拡大(9.5%増)、海外直接投資に牽引された固定資本形成の増加(30%増)を挙げています。観光業の好調による第3次産業の成長(8%)、EU向けの縫製品輸出増に支えられた第2次産業の成長(9%)、順調な農業に支えられている第1次産業の成長(4%)等、カンボジア経済は好調を維持しているとしています。
特に、外国直接投資が、対前年比で75%増と急伸して15億ドルに達したことが評価されています。
2012年の物価上昇率は、2.9%と安定しています。
なお、2013年の成長率は、引き続き好調が持続するとして7.2%、更に2014年は7.5%となると予測しています。物価上昇率については、引き続き安定を見込み、2013年3.0%、2014年3.5%と予測しています。