「シューマイは冷めてもおいしい」(東京、55歳男性)、「ギョーザよりも高級感がある」(東京、55歳男性)、「ギョーザは臭いが気になる。シューマイの方が安心」(愛知、66歳女性)・・・・と、シューマイ好きの意見もそれぞれ。「本当はシューマイの方が好きだが、ギョーザ派が多く、ギョーザを食べる機会の方が断然多い」(神奈川、22歳女性)という声も。街中でギョーザ専門店はあるが、シューマイ専門店はほとんど見たことがない。
愛知の47歳男性からはこんな疑問もあった。「家族で食べるときはギョーザの方がおいしいが、一人で食べるときは断然シューマイの方がおいしい。なぜでしょう?」
そう言われると、シューマイにはギョーザのようなにぎやかさはない。中華料理店で「ラーメンとギョーザ!」と注文する人は多いが、ラーメンとシューマイを一緒に注文する人は、あまり聞いたことがない。「ギョーザ・パーティーはあるが、シューマイ・パーティーはない」(大阪、54歳男性)
さらに言えば、ギョーザは仲良く並んで焼かれて出てくるが、シューマイは各個が適度な距離を置いて出てくる。ギョーザのように群れない「孤高の点心」がシューマイ。一人で食べるとおいしい理由はこのあたりにあるのでは・・・。なんていい加減なことを言うのはやめておこう。
結局、「どちらか選べというのは難題。同じくらい大好きだ」(東京、84歳男性)というのが大多数の人のホンネだろう。両方とも庶民に人気の食べ物だ。
アンケートからはこんなアツアツの声もあった。「妻が作ってくれる中華料理はなんでもおいしい。店に行かなくても自宅でたんのうできるので幸せです」(神奈川、66歳男性)。