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2018.03.02更新

18年度文科省

小池都知事は反対

 

 文部科学省はさきごろ、東京23区内の私立大学・短大の定員を抑制する告示をした。2018年度は定員増を、19年度は大学短大の新設を原則として認めない内容。東京の一極集中を緩和するために、安倍政権が打ち出した措置の一環だが、小池百合子・東京都知事は反対を表明している。

 23区内の大学に通う学部生は全国の約18%を占める一方、地方では定員割れの私大も少なくない。こうした状況を緩和しようと、政府は昨年6月に23区内の定員を抑える方針を閣議決定し、法整備に向けて有識者会議で検討している。

 今回の告示は法律ができるまでの暫定措置で、18年度の定員増と19年度の大学・短大の新設は申請を認めない。ただし、定員増のための施設整備を6月末までに理事会で決めている場合などは、例外として18年度の定員増を認めるという。文科省は当初、19年度も定員増を認めない方針だったが、社会人の「学び直志」などについて政府の議論が進んでいることを踏まえ、結論を先送りした。

 小池氏は以前からこうした方針に反対を表明しており、「到底納得できるものではない」「地方創生や大学のあり方について本質的な議論を喚起すべく、必要な主張をしていく」とコメントを発表。今後も選挙を通じてアピールするとみられる。

投稿者: 松村税務会計事務所

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