揚げ物や掃除 効率化
コンビニ大手のローソンは8月下旬から、タブレット端末を全店舗の約1万3全店に配備する。複雑化しながら増える一方の店舗業務をわかりやすく表示し、外国人やシニアの店員の負担感を和らげ、作業の効率化につなげる狙いだ。
端末は富士通製。専用アプリを搭載し、例えば、レジ横で売る揚げ物の販売データから調理する最適なタイミングや個数を提案できる。先行して導入した店舗では、購入客が多く見込める時間帯の品ぞろえを増やし、揚げ物の売り上げが10~20%増加。期限切れによる破棄は減る傾向がみられたという。
端末は持ち歩けるため、マニュアルとしての機能も備える。総菜など主な商品棚の陳列見本や、清掃のポイントを画像で表示。外国人店員向けに、英語と中国緒表記にも切り替えられる。
このはか、時間帯ごとの店員の仕事の管理もでき、少ない店員で効率よく業務をこなすためのスケジュールづくりなどに役立てる。