昨年の新車販売497万台
自動車販売会社の業界団体がさきごろ発表した2016年の新車販売台数は15年比1.5%減の497万260台となり、5年ぶりに大台の500万台を割った。排気量が660CC超の登録車は新モデルが好調だったものの、軽自動車の落ち込みを補えなかった。新車販売に占める軽の割合は34.7%と、過去10年で最低の水準となった。
登録車の16年販売台数は15年比3%増の324万4798台となった。トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」や日産自動車の小型車「ノート」などの新モデルが売り上げをを伸ばした。
軽は同9%減の172万5462台。14年に40%を超えた軽比率も35%を割り込んだ。15年春の軽自動車税の引き上げ、16年春の三菱自動車の燃費データ不正問題など軽の販売を巡っては厳しい状況が続いた。
12月単月の総販売台数は前年同月比7.8%増の39万7536台。低迷していた軽は13万2598台と同1.7%増となり、24ヵ月ぶりに増加に転じた。