15年統計分析晩婚化も進む
厚生労働省はさきごろ、2015年までの人口動態統計をもとにした、「結婚」についての分析結果を公表した。男女とも結婚する年齢が上がる晩婚化の傾向が進んだほか、結婚全体に占める再婚の割合が4分の1を占め、調査の比較が可能な1952年以降で過去最高となった。
分析によると、2015年の平均結婚年齢は、夫婦とも初婚の場合、夫が30.7歳(14年30.6歳)、妻が29.0歳(同29.0歳)だった。1975年の平均年齢は夫が26.9歳、妻が24.4歳で、男性が3.8歳、女性は4.6歳高くなった。晩婚化は女性が子供を産むタイミングが遅くなるため、少子化が進む一因との指摘もある。
一方、2015年に結婚した夫婦63万5156組のうち、夫婦の双方かどちらかが再婚だったのは17万181組で、全体の26.8%をを占めた。このうち、夫婦とも再婚だった割合は、全体の9.7%(6万1325組)で、1975年の3.9%(3万6740組)から大幅に増えた。
厚労省は、人口動態統計をもとに毎年テーマを変えており、「結婚」をテーマとするのは、今回で4回目。