8%酎ハイ販売急成長
こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
アルコール度数が8%以上と高めの「ストロング系」と呼ばれる缶酎ハイの販売が伸びている。ビールなどと比べ「安く早く酔える」と、お酒が強く毎日でも飲みたい人々から支持されているという。
缶酎ハイは、自宅で飲酒を楽しむ「家飲み」需要の高まりや、メーカー各社が果実の味わいや絞り方に工夫を凝らした新商品を拡充したことで、2016年の市場規模(カクテルなどを含む)は前年比10%増の1億6400万ケース程度(1ケースは250ミリリットル入り換算で24本分)になる見込みだ。とりわけストロング系は15%増の約5600万ケースと伸びが大きい。
酎ハイはビールにくらべ酒税が低く、主流の350ミリリットル缶では店頭の想定価格が70円程度安く販売される。アルコール度数が4~6%程度の商品が多い中で、度数が高ければその分「お得に酔える」ことになる。景気の足踏みも市場の伸びに影響しているとされる。
サントリースピリッツは7月、度数が8~9%の「-196℃ストロングゼロ」の16年度販売目標を当初の8%増から15%増の3150万ケースに上方修正した。アサヒビールは4月発売の度数9%の新ブランド「もぎたて」が好調で、約3ヵ月で年間販売予定の半分を達成した。キリンビールは「氷結」シリーズを4月にリニューアル。好調なストロング系は8月の生産量を4割増やす。