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2016.12.19更新

こんにちは北区王子の税理士松村憲です。

東京メトロや大手物流会社が東京都心の地下鉄に貨物列車を走らせる計画をたてている。今秋、有楽町線で走行実験をする。将来は宅配物などを運ぶ列車を走らせ、2020年東京五輪の交通規制も見据えて新たな輸送網を検討する。

 

五輪見据え有楽町線で実験

 

地下鉄での貨物列車走行は実現すれば初めて。計画では、専用の貨物列車にヤマト運輸、日本郵便、佐川急便が集めた宅配便の荷物を載せ、有楽町線と同線に乗り入れる東武鉄道線を走らせる。車両基地で積み込んだ荷物を都心の駅で下し、業者が配達する。

 都心の車による輸送は道路の混雑事情に左右され、地下鉄輸送が実現すれば「時間面で安定的に運べる利点がある」(物流大手幹部)。東京メトロの全9路線に導入できれば都心を網羅できる。東京五輪開催時はテロや渋滞の対策で都心へのトラック流入が制限される可能性もあり、トラックを補完する役割も期待できるという。ただ、地下鉄は荷物の積み下ろしに労力がかかり、作業場所の確保も難しい。既存の駅は貨物の移動は想定していない。

 今秋の実験では既存の列車を貨物に見立て、模擬荷物を載せて営業時間内に走らせる。都心にある有楽町、銀座一丁目、新富町の3駅で荷物を下ろし、輸送や配達の流れを調べる。

 国土度交通省によると、実際に導入するには、鉄道事業法に基づき、事業基本計画の変更などの届け出が必要だ。国交省幹部は「荷物が多い都心で地下鉄がトラックの代わりになれば、深刻化するドライバー不足の解消にもつながる」と期待する。

 

 

投稿者: 松村税務会計事務所

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