所長ブログ

tel_sp.png
メールでのお問い合わせ

2016.11.07更新

18年春大手行で初
本人確認印鑑不要口座開設は今秋

 三菱東京UFJが、スマートフォンで「本人確認」をするシステムを新につくる。9月からスマホで預金口座を開設できるようにし、2018年春には、キャッシュカードなしでスマホだけで現金自動出入機(ATM)から現金を引き出せる「カードレス」サービスを大手行で初めて導入する計画だ。

 スマホのセキュリティー技術の向上を受けキャッシュカードの機能をスマホに統合していけば偽造の恐れがある印鑑やカードよりも安全性が高まるとの判断だ。
 同行によると、スマホで口座を開設するにはまず、専用のアプリを取り込む。スマホの近距離無線の国際規格「NFC」で、自分の運転免許証の氏名、住所、生年月日などのデータを読み取れば申し込みが完了する。銀行に印鑑を届ける必要はない。
 18年からの「カードレス」のサービスでは、専用アプリに登録すると、スマホをキャッシュカード代わりににできる。ATMから現金を引き出す際は、パスワードや指紋認証でスマホを起動し、専用アプリに事前に金額を入力すれば、ATMにスマホをかざし、暗唱番号を入力するだけで引き出せる。
 登録後はスマホが「身分証明」の役割を果たし、定期預金の解約や住所変更といった同行の窓口での手続きやサービスも「印鑑なし」でできるようになる。
 同行の普通預金は約4千万口座、キャッシュカードの発行は約3800万枚にのぼる。
 国内では来春、ネット事業のじぶん銀行に普通口座を持つ人(16年3月末で212万口座)が、セブン銀行のATMを使う場合のみ、スマホだけで現金を引き出せるサービスがはじまる。
 スマホによる本人確認でサービスや手続きを便利にする動きは銀行以外でも広がりつつある。スマホの役割が増すほど、なくしたり壊したりした時に日常生活に支障が出るリスクも高まる。

投稿者: 松村税務会計事務所

SEARCH

CATEGORY

HOME
メールでのお問い合わせ 営業時間 9:00~17:30 定休日 土日・祝日 土日・祝日時間外予約可