こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
自動車のナンバープレートの数字を自由に選べる「希望ナンバー制」で、一部のナンバーが来年度中にも、全国5~10都道府県で取得できなくなる見通しになったことが国土交通省の調査でわかった。「1」「3」など一部のナンバーに人気が集中したことが原因。対策として同省は、ナンバー右上に記載された分類番号にアルファベットも使えるようにして数を増やす方針を決めた。来年4月以降の運用開始を目指す。
分類番号アルファベツト導入へ
希望ナンバー制度は1998年から一部地域で始まり、その後、全国で取得が可能になった。ナンバープレートの平仮名の右横に並ぶ、四つの登録番号について、希望する番号を表記することができるもので、希望者は各運輸支局の近くにある予約センターなどで申し込む。
同省などによると、当初から「1」や「3」「8」「1122」などの番号に人気が集中。これまでは、平仮名やナンバープレート右上の分類番号の表記を順番に変えていくことで対応してきたが、東京都や愛知県、大阪府などでは一部の数字の組みわせが尽きつつあるという。
このため、ナンバー右上に記載される3ケタの分類番号のうち、下2ケタについてアルファベツトも使用できるよう省令を改正することにした。ナンバーが取得できなくなった地域から、順次導入。数字のゼロと間違えやすいアルファベツトの「O」などは避け、使われる文字は当面10文字程度になるという。