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2016.08.01更新

 フジッコが全国の会社員400人の今年1月、実施した調査では約8割が「ランチタイムには食事だけでなく自分の好きなことをしたい」と回答。昼活ブームも弁当市場の広がりに一役買っているようだ。

男性の昼食10分短く
時短ママ社員が要望

 共稼ぎ世帯の増加を背景に、弁当や総菜販売などの中食市場はここ数年緩やかに伸び続けている。日本フードサービス協会の調べでは、14年の市場規模は6兆7725億円と10年比で9%増えた。14年から惣菜を中心に「置き弁」サービスを手がけるおかん(東京・渋谷)の沢木恵太社長は「仕事に忙しい人が増えるなか、弁当・惣菜市場でも、ラストワンマイルのニーズが高まっている」と指摘する。
 新生銀行の調べでは15年度の男性会社員の平均昼食時間は22.5分と1983年に比べ約10分短くなった。ランチタイムをきちんと確保できない会社員が増えているうえ、「訪日外国人の増加で観光地に近いオフィス街では、ランチ難民状態が加速している」(月間総務の豊田健一編集長)との指摘もある。
 豊田氏は「組織の活性化やイメージ向上のためにも企業は、食に力を入れたいが、社食を作るには数千万の費用がかかる」と指摘。そこで「代替手段として、置き弁などが重宝されている」とみる。
 おかんのサービスを利用する通販化粧品のランクアップ(東京・中央)は、社員の約半数がママ。「時短のためランチは社内でさっと済ませたいという声が多い」(同社)といい、社員の要望で導入を決めた。昼に食べるだけでなく、自宅に持ち帰って家族の夕飯に利用するなど、置き弁をスーパーやコンビニ代わりに利用する新たな需要も生まれている。

投稿者: 松村税務会計事務所

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