3年前に京王井の頭線吉祥寺駅の構内で起きた事故は、東京地裁での裁判に発展した。88歳の男性が女性とすれ違った際、女性が引いていたキャリーバッグが左足首にぶつかって転倒。男性は立ち上がれず、救急車で搬送された。
3泊4日の研修から宅中だった女性のバッグは、着替えや資料などで重さは約10キロ。男性は手首の骨折、肩の打撲などで5日間入院し、その後も通院を続けた。男性は168万円の損害賠償をを求めて提訴。女性側は「バッグは接触していない」と争ったが事故直後に駅員に「ぶつかったかもしれない」と話していたことなどから昨年4月の判決はバッグが事故の原因と認めた。「人通りが多い場所で使う場合は、他人の歩行を妨げたり、転倒させたりすることがないよう注意する義務がある」と指摘した。
ただし、男性についても「キャリーバッグを引く人がいることは当然予測できた」と過失を認定。女性に治療費など約100万円の支払いを命じた。女性は控訴せず、このまま確定した。
駅・空港で喚起
事故を防ぐため、JR西日本は昨年6月から、各地の駅のモニターやポスターで注意を促し始めた。新幹線の利用客が集まる新大阪では、数分おきに「接触事故にご注意ください」とアナウンスしている。JR東日本でも、東京駅では日本語と英語によるアナウンスを30分おきに流している。
羽田空港の国内線ターミナルでは一昨年以前からエスカレーター付近にポスターを掲示。夏休みや大型連休には警備員を配置して注意を呼びかける。国際線だけでなく、最近は国内線でも利用者が増えており、エスカレーターでの落下事故にも注意しているという。
東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)は「人混みでの利用は危険」として持ち込みを禁止している。
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