昨年、98%が年内に所在確認
昨年1年間に、認知症が原因で行方不明になり、警察に捜索願(行方不明者届)が出されたのは延べ1万783人で、前年より461人増え、統計を取り始めた2012年以降で最多だった。警視庁がさきごろ発表した。警察は行方不明者のデータベースで広く照会し、自治体などと連携して早期発見に努める方針。
捜索願を出された人は都道府県別で大阪(1921人)が最も多く、兵庫(1207人)、愛知(894人)と続いた。このうち98.4%にあたる1万615人(死亡を含む)は年内に見つかったという。また警察は、13年以前に捜索願が出された分を含めて、昨年1年間に所在がわかった人の数も発表した。1万848人で、前年より668人多かった。
警察が無事を確認した人は6427人、自力で帰宅したなど家族や施設の職員が確認したのは3610人、死亡が確認されたのは429人だった。
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