今後30年内
都心、さいたま20ポイント増
こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
政府の地震調査委員会はさきごろ、今後30年以内に震度6弱以上の揺れが起きる確率の分布を示した2014年版「全国地震動予測地図」を公表した。
想定する地震の規模や計算法を見直した結果、13年版に比べて関東各地で確率が上がり、高い確率となった。都道府県庁所在地の市庁舎(東京は都庁)周辺で、全国で最も高いのは横浜市の78%だった。さいたま市は21ポイント上昇の51%、都庁周辺は20ポイント上昇の46%と、確率が大きく上がった。
同委員会は昨年4月、相模湾から房総半島沖に延びる相模トラフ沿いで起きる地震の評価を見直した。地震の規模を示すマグニチュード(M)の最大想定が8.6に引き上げられたことや、震源の深さが約10キロ浅くなった結果、14年版で関東の確率が上昇したという。
同委員会は05年から予測地図を作成。東日本大震災(M9.0)の震源域や規模が想定外だったため、想定地震の規模を引き上げるなどし、全国で確率の見直し作業を進めた。11年は作成を見送り、12〜13年の地図は暫定版として公表しており、正式版は4年ぶりとなる。
震度6弱は、気象庁が定める10段階の揺れの中で3番目に強い。耐震性が低い建物は倒れる危険性がある。
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