国内IT、民間予測
信頼性向上映す
こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
IDCジャパンはさきごろ、2015年の国内IT(情報技術)予測を発表した。これによると15年は、ITを利用する企業が最初からクラウドでのシステム構築を考える「クラウドネーティブ」時代の幕開けとなるという。セキュリティーへの懸念やクラウドの信頼性が向上していることが背景にある。
14年の国内IT市場はスマートフォン市場の縮小をパソコンの買い替え需要が補い、0.1%拡大する見通し。15年はパソコン市場が反動で減るため1.7%縮小すると予測する。
内訳では同社が「第3のプラットホーム」と呼ぶクラウド、モバイル、ビックデータ、ソーシャルの分野が18年まで平均4.3%増のペースで拡大する。一方それ以外の従来型の市場は平均マイナス2.9%ずつ縮小する。
モバイル分野は個人向けタブレット(多機能携帯端末)市場が6.6%減少する一方、法人向けタブレットが23.5%増と大きく伸びる。身につけるウエアラブル端末はは15年初めに米アップル社が投入する計画の「アップルウオッチ」次第だという。
15年には生命保険などの金融機関の基幹業務をクラウドで構築する動きが相次ぐと見ている。自社の人材だけでは標的型攻撃に対する防御と事後の対応ができず、高信頼のクラウドデータセンターの活用が増えると予測する。
クラウドのインフラを提供する業者間では価格競争が激しくなり、淘汰がはじまるという。
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