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2014.05.22更新

長寿で「老犬ホーム」も

 ペット保険大手のアニコム損害保険(東京・新宿)によると、ペットの健康に出費を惜しまない飼い主が増え、犬に対する支出は年間約33万円(13年調べ)に上る。主な支出は、病気やけがの治療費(7万5400円)がトップで、フード・おやつ(約4万8千円)が続く。
 治療費が増加する中、ペット保険の契約数も伸びている。アニコムの契約件数は今年1月末時点で49万6千。9割を犬が占める。たとえば4歳のトイプードルの場合、治療費を半額保証するコースの保険料は月2710円。通院・入院の場合は1日1万円、手術の場合は1回10万円(年2回まで)の上限がある。ただし、病気の場合は、加入から30日は待機期間で保証されない。予防接種やサプリメントなども保証外なので注意が必要だ。
 犬の平均寿命は14.2歳(13年、ペットフード協会調べ)。7歳から「シニア犬」とされる。飼い主は中高年以上が中心で飼育率は50代の20%が最も高く、次いで60代の16.4%。こうした中、高齢になった愛犬の世話をできなくなった飼い主から高齢犬を引き取り、死ぬまで面倒をみる老犬ホームが注目を集めている。
 東京都板橋区の犬の介護施設「老犬本舗」。14歳の柴犬モデナちゃんが丸く囲ったケージのなかをぐるぐると歩き続けていた。認知症と診断され、1ヵ月前に施設に入った。週に1度は面会に来るという飼い主の北区の主婦(42)は「夜鳴きがひどく、ご近所の迷惑を考えて泣く泣く預けることに。後ろめたさはあるけれど、大事に世話をしていただき、ほっとしています」と胸の内を明かす。老衰で寝たきりの認知症犬、がんを患っている高齢犬も入所している。小型犬は1泊5250円。長期になると入居費6万3千円と月額のケア料金6万3千年が必要だ。
 川口美恵代表(39)はいう。「介護の負担は人間も犬も同じ。抱え込まず専門のサービスをうまく利用してほしい」
 いつか訪れる愛犬との別れ。葬祭サービスを手掛ける「メモリアルアートの大野屋」は03年からペットが一緒に入れる墓地「WITH(ウィズ)ペット」を分譲している。これまでに東京都八王子市、神戸市など全国5ヵ所で約1千区画を分譲し、7割が販売済み。八王子市の墓地は永代使用料、墓石工事費を含め約118万円から。年間約1万4千円の管理費がかかる。


投稿者: 松村税務会計事務所

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