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2014.04.21更新

「江戸」と融合、再開発  大型商業2棟開業

かつて「お江戸・東京」の商業と文化の中心地だった「日本橋」。そのにぎわいを復活させるプロジェクトが加速している。先月二つの大型商業ビルがそろってオープン。ほかの再開発計画も目白押しだ。
 この街のシンボルといえば、石造りの重厚なアーチが魅力の日本橋だ。日本の道路の拠点として知られ、20代目のいまの橋は1911年に完成した。
 そこから北に約200メートル。真新しい二つのビル「COREDO(コレド)室町2」(地上22階、地下4階)と、「コレド室町3」(地上17階、地下4階)がそそり立つ。
 2010年に開業した「コレド室町」(地上22階)と合わせ、小売店や飲食店は97店。賃貸オフィスのはか、日本橋地区では初の複合映画館(約1800席)もできた。三井不動産などが進める「日本橋再生計画」の拠点だ。
 30〜40代が主な客層で、年間の入場者はのべ1700万人、売上高110億円と見込む。近くの老舗・山本海苔店の中島美冬・企画部長は「年配向きの街というイメージが変わるきっかけになる」と期待する。
 先月20日の開業に先立ち、19日は午前11時から、事前に登録した会員向けにプレオープン。約2万人が訪れる予定だ。初日の人出は約5万人と見込む。また、日本橋三越本店や三井本館などと連携し、20日から4月6日の午後6時半から11時まで、建物を桜色にライトアップした。客を出迎える「大のれん」もお目見えし、周辺商店との買い物巡りや食べ歩きも企画されている。
 かつてのにぎわいを取り戻す_。日本橋の再開発は、東急百貨店日本橋店(99年閉店)の跡地に、「コレド日本橋」が開業した04年がスタートだ。コレドは英語のコア(CORE,核)と江戸(EDO)をつなげた造語。江戸・日本橋をよみがえらせる核に、と言う思いを込めた。一足先に再開発が進む丸の内や大手町に負けじと、街づくりが進む。
 街を歩いて感じるのは、新しさだけではない。歴史や伝統との融合だ。1699年創業のかつお節専門店「にんべん」は、一汁三菜の和食を出す「日本橋だし場 はなれ」を「コレド室町2」に出店する。「室町3」には京和菓子の鶴屋吉信の直営店や、福岡の調味料ブランド茅乃舎など各地の有名店も入る。茶道や着物など伝統文化を体験できるスペースも用意した。
 日本橋川沿いでは、飲食店が堤防そばに屋外席を設ける。名付けて「かわてらす」。京都の夏の風物詩として知られる「川床」を参考にした。第一号として和食店「豊年萬幅」が屋外席をオープンした。

投稿者: 松村税務会計事務所

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