好きなおもちの食べ方
お正月はもちろん、日本の食卓には欠かせないおもち!お雑煮や焼きもちばかりでなく、さまざまなレシピで楽しんでいるご家庭も多いようです。余ったおもちだって、アレンジ次第で絶品料理に変身なんてこともあります。そこで、あなたの好きなおもちの食べ方を聞いてみました。
もちつきには絆を深める力がある。家族でもちをつき、つきたてをほうばったセピア色の思い出を、かけがえのない一コマとして記憶にとどめている人は多い。
「中学の頃、父母をまねてもちつきの手返しに挑戦。できた時の心地よさと満足感は今も忘れない。父が呼吸を合わせてくれたと気付いてから、父への思慕の念が強くなった」(北海道、63歳女性)。「元旦の雑煮は父の仕事で、母は正月だけ朝寝坊ができた。雑煮ができたと母を呼ぶ父、いろり端に笑顔で座る母・・・、懐かしい思い出です」(埼玉、57歳男性)。
今回のアンケートで、臼と杵を使った本格的なもちつきの経験があるか聞いてみると、4人のうち3人が経験者だった。だが、家庭でもちつきをしている風景は次第に失われつつあるようだ。「米農家の実家からおもちを分けてもらっていたが、祖父が介護施設に入るのを機に作るのをやめてしまったため、今年初めて市販品を買うことに。暮らしのよすががなくなったような寂しさを覚えた」(岩手、23歳女性)
共通の思い出としては「小さい頃、年賀状のきまり文句で、お持ちの食べ過ぎに注意、と書いていた」(長野、44歳女性)こと。「お正月におもちを食べるのがそれほど楽しみだった時代なのですね」(大阪、65歳女性)。そんな心配をよそに「高校の冬休みの2週間、1日5回もちを食べ、体重が5キロも増えてしまい、始業式で担任が驚いた」(宮城、55歳女性)というつわものもいた。
今回のランキングトップは雑煮だった。「雑煮のおもちはいくつ」と尋ねるのがお正月ならではの会話。だが、「このごろは、おもちはどのくらい小さく切る?、と聞くようになり、老夫婦だなとおかしくなる」(東京、70歳女性)と言う方も。
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