こんにちは北区王子の税理士松村憲です。
神社巡りが若い女性の間で人気を呼んでいる。昨年、伊勢神宮(三重県伊勢市)と出雲大社(島根県出雲市)で、社殿を建て替えたり修繕したりする「遷宮」があったことで、神社が注目されたようだ。
東京・渋谷の女性会社員(33)は「最近、神社巡りが趣味になりました」という。先週も女ともだち2人と一緒に,さいたま市大宮区の氷川神社を参拝した。「ケヤキが続く約2キロの参道があるとインターネットで知って訪れました」
伊勢神宮や出雲大社の遷宮を特集した女性誌やテレビ番組を見て、神社に関心を持つようになったという。「神様の言い伝えは興味深い。おみくじをひいたり、かわいいお守りを買ったりして帰ります」
神社巡りを目的にした女性サークルも結成されている。
2年前に発足した「神社ガールズ研究会」は、島根、鳥取両県の20〜60代の女性約50人が参加する。メンバーは主婦や飲食店員など様々。月に1回程度、山陰地方の神社を参拝する。発起人でフリーアナウンサーの河野美知さん(36)は、「グループで一緒に尋ねる方が宮司さんに祭事などの質問をしやすい。参拝後、感想を話しながら食事をするのもまた楽しい」という。
参拝ツアーも好評だ。「はとバス」(東京)は神奈川県の箱根神社と九頭龍神社を尋ねる女性向けのツアーを始めた。定員は40名で毎回ほぼ満員。20〜30代の参加者が目立つ。
旅行サイトを運営する「楽天トラベル」の調べでは、女性グループの行き先で最も人気なのは出雲大社。前年同期の約2.5倍だった。
女性の参拝者を意識し、日枝神社(東京)は、かわいらしいサルのイラストをあしらったご朱印帳を作った。ご朱印帳は、参拝の証しとなる「ご朱印」を押してもらうための帳面だ。
ご朱印を紹介する本「かわいい御朱印めぐり」の著書で、全国の神社に詳しい三須亜希子さん(38)は、「ご朱印は神社によって千差万別。集めて、後で見返すといい思い出になる」と勧める。
「神社には縁があって自然豊かで、広々した空間のあるところが多いので、ゆったりとした気持ちになれる。日常を離れた癒しの場所としても注目されています」
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