文科省調査12年前より5歳若返る
ジムで汗、向上後押し
70代の体力は、ここ12年で5歳ほど若返った_。文部科学省が13日に発表した「体力・運動能力調査」で高齢者の体力の向上ぶりが分かった。健康への意識が高まり、スポーツクラブなどで定期的に運動する人が増えたためとみられている。
調査は昨年5~10月に、全国の6~79歳の約7万4千人を対象に実施。65歳以上は、調査をはじめた1998年度以降、「握力」「上体越し」「6分間歩行距離」などほとんどの項目で、右肩上がりに記録が伸びているのが特徴だ。
なかでも70~74歳、75~79歳は、男女とも全6項目の得点合計で過去最高を更新し、70~74歳は2000年の65~69歳、75~79歳も00年の70~74歳の水準にならんだ。65~69歳の男性の得点合計も過去最高だった。
例えば、70~74歳女性の「開眼片足立ち」は00年の55秒0から70秒8へと16秒近くも伸び、00年の65~69歳の72.0秒に迫った。
高齢者層は、フィットネスジムや草野球、ママさんバレーチームなどを含む「スポーツクラブ」への所属率が高く、女性では65歳以上、男性も75歳以上で40%を上回った。最も所属率が低い30代女性の2倍だ。
一方、20~64歳の年代のうち、35~39歳は男女とも得点合計が右肩下がりだ。仕事や子育てで忙しく、運動する時間が取りにくい影響と指摘されている。
小中高校高生(11、13、16歳)の運動能力は、ここ15年間で小学男子の「立ち幅跳び」を除くすべての項目で横ばい、または向上傾向が見られる。しかし、1985年ごろに比べると、中高生男子の「50メートル走」などを除き、依然として低水準だ。
高齢者の体力向上について、調査にあたった順天堂大スポーツ健康科学部の内藤久士教授は「身近なスポーツクラブへの参加が向上を後押しし、生きがいや仲間作りにも役立っているのでは」と話している。
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