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2013.09.03更新

こんにちは北区王子の税理士松村憲です。

家電や戸締り・・・生活快適に 法改正で製品続々

スマートフォン(スマホ)で家電などを遠隔操作できる時代がやってきた。家電製品の安全基準を定める電気用品安全法(電案法)が改正される来年以降、店頭に対応製品が増える見通し。真夏に屋外からエアコンを制御するなど、快適性や安全安心の向上が期待できるだけに「スマホ連動」は今後、標準的な機能になりそうだ。
 10月に出産を控える都内在住の佐藤智子さん(仮名31)は今月、キャノンのビデオカメラ「ivisHFR42」を購入した。「育児の助けになる」と家電量販店で聞いたからだ。同モデルは専用のアプリ(応用ソフト)を使えば、ビデオの動画を離れた場所からリアルタイムでスマホなどで視聴できる。例えば夕食の準備をしながら、別室で寝ている子供の様子をチェックすることも可能だ。
 スマホとの連動は家電でも進み始めている。パナソニックが昨年10月に発売したエアコン「Xシリーズ」は、専用アプリを入れたスマホを使って外出先から電源のオン・オフや温度、風量を設定できる。連日30度を越す猛暑が続くなか、帰宅途中にリビングのエアコンを起動させておけば涼しい部屋が待っている。
 実はスマホによる家電操作は1961年制定の電安法によって普及に一時ブレーキがかかった。同法では電波による遠隔操作を照明と音響機器に限り認めていたためだ。パナソニックはいったん電源を切る操作のみに制限。その後、経済産業省が電安法の解釈見直しを5月10日に発表し、パナソニックはすべての機能を使えるようにしたいという経緯がある。
 海外勢もスマホ操作対応製品の開発に積極的だ。韓国サムスン電子が開発した洗濯機にはWI-FI(ワイファイ)接続機能があり、洗濯の途中で外出してもスマホから指示できる。独ボッシュ・シーメンスは冷蔵庫を開発。ドアの開閉ごとに庫内の食品を自動撮影し、スマホで食材を確認したりできるようにするという。
 トヨタホームは外出先からスマホで玄関の戸締りを確認したり、鍵をかけ忘れていれば施錠したりできる住宅を販売している。家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を通じて玄関の電気錠を遠隔操作する。「外出時に鍵をかけ忘れていないか不安になる」(都内の30代男性)という人には心強いシステムだ。
 カーナビケーシヨンシステムなどを手掛ける富士通テンは昨年から北米市場で販売されるトヨタ自動車の高級車「レクサス」向けにエンジンやエアコンなどをスマホで操作できるサービスの提供を開始した。寒冷地で乗車前に暖機運転をしたり、エアコンで車内温度を調節したりできる。車内外の気温やガソリン切れの警告などもスマホに表示できる。
 バイクもスマホと連動。テラモーターズ(東京・渋谷)が商品化した電動バイクはハンドルの間にスマホを設置し、スマホをカーナビケーションシステムとして使える。宅配業者はバイクの位置を確認して配車管理がしやすくなる。
 総務省の調査によると、2012年のスマホの世帯普及率は焼く5割に達した。スマホで操作する家電市場の広がりを受け、関連技術の開発競争が本格化する。



投稿者: 松村税務会計事務所

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