こんにちは北区王子の税理士松村憲です
みなさんは百貨店によくいかれますか。わたしはすこしご無沙汰していますがここのところだいぶ変わってきているようですね。
休憩所・催しを充実
都市部の大型百貨店が、来店客に長居してもらう仕掛けに力を入れている。これまではブランド品など商品の魅力で集客しがちだったが、その手法はファッションビルなども採り入れ、「ふつう」になってしまった。滞在型にして、いろんな消費を取り込むねらいだ。
買い物時間増加に期待
三つの日本一をねらう百貨店が大阪で開業した近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)の初日は、多くの買い物客でごった返した。各階のエスカレーター脇には凝ったデザインのソファが並ぶ。奈良市の主婦、中馬朋子さん(55)は「ちょくちよく休みながら買い物できるのがいい」と、革張りのソファに身を沈めた。
ハルカス本店は、高さ日本一のビル(300m)に入り、来春には売り場の広さ(10万平方m)も日本一になる。もうひとつ目標とする日本一が「滞在時間の長さ」(近鉄百貨店の飯田桂児社長)だ。来店客の平均滞在時間をこれまでの70分から120分に延ばしたいという。
そのために多くしたのが広場や休憩所だ。屋上広場も設け、商品を置かないスペースは、売り場の4分の1を占める。従来なら「2割でも広いほう」(大手百貨店)という。
売上日本一の伊勢丹新宿本店(新宿区)も、3月の大型改装で「滞在を長くする」工夫をちりばめた。靴売り場はためし履き用ソファの数を倍増させた。婦人服売り場の中にはジュースバーやカフェ、シャンパンをだすバーまである。従業員は「夫や子どもがジュースを飲んでいる間に、買い物をする人もいます」。
売り場での体験型イベントに力を入れる店も増えてきた。博多阪急(福岡市博多区)は、靴の磨き方や服の着こなしを教える。西武池袋本店(東京都豊島区)と渋谷店(東京都渋谷区)は手芸教室を開く。
百貨店の変化には、「モノで人をひっぱる時代は終わった」(阪急阪神百貨店椙岡俊一会長)と言う認識がある。そこで、来店客が買い物以外にも食事をとったり、お茶を飲みながら気になる商品を買うか迷ったりする機会を増やし、ゆっくりしてもらいながら消費えお促すようになった。
成果は一部で出始めている。伊勢丹新宿は改装後、商品を置くスペースが一割減ったが、売上は一割増えたという。
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