こんにちは北区王子の税理士松村憲です
恋のアンケート、今回は女性編です。
不倫はある日突然に
分別盛りの男がなぜ、ここまで大胆になれるのかと、ふと、いぶかしむことがある。
西日本の薬局チェーン店で働く女性は5年前、3歳年上で還暦になったばかりのその男性と、地元のテニスサークルでめぐりあったという。
彼女はそのころ、妻子をかえりみないアルコール依存症の夫と離婚したばかりだった。人生を浪費したむなしさと解放感が入り交じった、宙をさまようような心のおぼつかなさを紛らわせようと、中学、高校の部活で打ちこんでいたテニスを始める気になった。
大企業の要職をつとめる男性は、北陸出身の彼女と同郷だったことから話が弾んだ。家も近所で妻子もちだと知りながら、携帯メールのやりとりも頻繁になり、やがて身も心もゆだねる関係になった。
「初対面で前世からの縁を確信するような相性の良さを直感しただけでなく、前の夫とちがって、彼が私のことをより深く理解しようと努力してくれる誠意にひかれました。とにかく彼、マメなんです」
男性はまったく悪びれる様子もなく、彼女を食事や映画のデートに誘い、白昼も腕を組んで歩いた。しかし、妻子を見限るつもりもないと言い切り、家族サービスも怠らない周到さも隠さなかった。
「私も相手の家庭を壊したくない。けれど、人生最後の恋だと思うと、彼を失うつもりもない。同姓の友だちからは得られない心の張りと安らぎを与えてくれるし、なによりも、こんなに自分が輝いていられるとは思わなかった」
アンケートで、男女差が鮮明に表れたのは、「恋をしていない」だった。
男性の1位が「もう愛や恋だの言っている年ではない」だったのに対し、女性のそれは圧倒的に「恋心を抱ける相手がいない」だった。
「恋をしている相手」についても、女性は男性より「芸能人など有名人」を挙げる回答者が多かった。「どれくらい真剣ですか」という設問にも、女性は「単なる妄想の範囲」が1位(男性は「絶対に止められない」が1位で、現実の不満を虚構で帳消しにしている節がある。
「いまはペットの犬が恋人。優しくて癒してくれて、なんの指図もしない最高のパートナーです。旦那はその正反対で、こんな人に恋したことがあるなんて、今では信じられない」(47歳宮崎)
人生の週末を迎える前に、ひからびた恋心に潤いをあたえておいたほうがいいのかもしれない。
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