こんにちは北区王子の税理士松村憲です
披露宴などでスピーチを求められることがありますが、緊張で頭が真っ白になったり、ついしゃべりすぎて刺すような視線を浴びたり、なんてことも。
長い話にイライラと
神奈川県の女性(53)がいとこの結婚披露宴に出席したときのこと。仲人約の叔父がスピーチを始めると、その家族がため息をついた。「今日は長いわよ。すごい枚数の原稿を準備してたから」叔父のスピーチは延々と続いた。しかも、中身は経歴や参照の言葉を並べた退屈なもの。列席者は目の前に置かれたごちそうが冷めていくのをイライラと見つめることしかできず、まるで我慢大会のようになってしまった・・・・。
長いスピーチにはうんざりという声は少なくなかった。「披露宴で友達のスピーチが長すぎて、相手方の友人が途中から雑談を始めていた」(千葉、28歳女性)、「双方の主賓あいさつだけで1時間を優に突破。反面教師としている」(奈良、57歳男性)
ただ、いざ自分となると、そう単にはいかないようだ。「社長として35年、朝礼でスピーチをしてきた。その都度何を話そうか真剣に取り組んだつもりだが、ついだらだらスピーチになったり、自慢話になったりもしてしまった」(宮城、66歳男性)
長い話ばかりが嫌われるスピーチではない。「友人の結婚式で、友人代表が新婦の不倫話をさらっと話して驚いた」(神奈川、42歳女性)、「すっかり泥酔した心労の友人が、過去に交際した女性たちの話を次々と披露し、最終的に強制退場となった」(東京、55歳男性)という、笑えないエピソードも。
中身以外にも、ハプニングはつきものだ。「親族代表者が、原稿が見当たらず、焦ってコントのようにポケットを手当たり次第たたいていたのが忘れられない」(愛媛、51歳女性)、「あがったのか、大叔父が3分ほどマイクを握ったまま一言もはっせず、周りもどうしていいか困った」(神奈川、57歳女性)
とはいえ、立て板に水である必要はなさそう。担任した学年の卒業謝恩会で、突然締めのスピーチに指名され「胸がいっぱいです」と言ったきり絶句。学生たちももらい泣きしていた(東京、44歳女性)、新郎が涙で「本当にありがとうございました!」の一言で謝辞を終えたが、感動に包まれ拍手喝采だった(大阪、34歳女性)
「スピーチが得手不得手というのは仕方がないこと。その場で一生懸命に話そうとする姿は、素直で温かな気持ちが伝わって幸せな気分になれる」(東京、54歳女性)といのが本当の極意なのかもしれない。
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