こんにちは北区王子の税理士松村憲です
目覚める時から寝入るまで、時計は現代人に欠かせないアイテム。では、お気に入りは、秒針が時を刻むアナログ時計か、一目で時間がわかるデジタル時計なのか。
「時計は時刻を知るのではなく時間を知るものです」。こんな哲学的jな回答を寄せてくれたアナログ派に軍配が上がりました。
生命感宿る針表示
時計と言えば、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」で時を刻む振り子の音とともにアナログ時計がずらりと登場するオープニングシーンを思い出します。時計台にぶらさがるドクのミニチュア時計もさりげなく映って、「時空を超える」秘密を暗示していたっけ・・・・。
さてアンケートではアナログは派が、デジタル派を圧倒した。その一番の理由は「アナログ時計なら、あと何時間後とか、先まで見通して動ける。デジタル時計は時間が切り取られているようで苦手」(新潟、54歳女性)
「職人技を感じる」のも好まれる大きな要因だ。50年も前に亡くなった父の高級時計を見付け、修理に出した愛知県の男性(68)は「職人冥利に尽きると、一ヶ月かけてなおしてくれた。ねじを巻き忘れて止まってっている時もあるけれど、とても生命を感じさせてくれる」。「故人のアナログ時計を着けるとその後の人生を共にする感じがある。時計を着けることで故人に寄り添いたくなる」(東京、64歳女性)という声も。
一方、デジタル派は「家の中には多くの時計があるが、みんな同じ時間を示していることはなく、どれが絶対正確かがいつも気になっている。結局、テレビに頼っているわが家です」(千葉、65歳男性)と一目でわかる正確さをメリットに挙げる。
「大きな古時計」の歌でおなじみの柱時計に郷愁を感じる人は多かったが、正反対の感想も。「祖母の家に行くと、柱時計の音だけが静けさの中に響いていた。振り子は規則正しく時を刻んでいるのに、なぜか時が経つのが遅い。外の侵入者を拒むようなあの空間の居心地の悪さを忘れない」(三重、43歳女性)
アナログ派だったゆえに起きた失敗談も。「風邪で早く寝てしまい、気づいたら朝の7時、かと思いきやまだ夜の7時だった」(鹿児島、21歳女性)
絶対に遅刻できない場面でも時計には頼らない、というつわものもいた。「大学の卒業単位を懸けた試験を明日に控えて、目覚まし時計をどうしても信用できずに徹夜マージャンで試験に臨み、卒業できた」(香川、67歳男性)
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