2013.02.06更新
簿記昔話③
・ 勘定が一致するまで寝てはいけない
中世のイタリア商人は、会計や金融の知識が、ヨーロッパの他の商人よりも優れていたといわれています。
1494年、数学者ルカ・パチオリ(1445~1517)は、数学書「スンマ」の中で簿記を紹介しています。これが、現代の簿記書の起源といわれています。
イタリアのある豪商のもとで家庭教師をしていたパチオリは、商売の内容が簿記によって処理されていることに興味を持ち、見よう見まねで帳簿作成の仕組みを学び、それを体系化、理論化しました。
興味深いのは、この書物の中で、「総勘定元帳の借方と貸方が一致しなければ、一致するまで寝てはいけない」と警告していたことです。「商人は、毎日、記帳し、一日の終わりにそれが正しいかどうかを確認せよ」ということが、古来から商売の原則だったのではないでしょうか。
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