・業績報告と不正・ミス防止に記帳を活用
会計技術が発達し始めたのは古代ローマ時代のようです。この時代、貴族は富を持っていたものの、自ら投資や貸付などの事業を行うことが禁止され、違反すると選挙権剥奪などの厳しい罰則がありました。
そのため、貴族は、使用人を雇い、彼らに資産を預けて、自分たちに代わって事業をさせることで財を殖やしていました。
しかし、大切な財産を他人に預けるわけですから、使用人がきちんと事業をやっているか、不正はないか、心配です。そこで、使用人に帳簿をつけさせて、事業の成果やミスや不正がないかを報告させていました。
使用人も「正しく事業をやっています」と働きぶりを報告することで、信用や評価を上げたのです。
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